月9の命運託された「貴族探偵」脚本家・黒岩勉氏への期待

公開日: 更新日:

 黒岩氏は08年、フジテレビヤングシナリオ大賞で佳作を受賞し、09年の「世にも奇妙な物語」で脚本家デビュー。「謎解きはディナーのあとで」「ストロベリーナイト」「すべてがFになる」などミステリー系の脚本を得意とする。昨年は木村佳乃の迫真の演技で注目されたドラマ「僕のヤバイ妻」や映画「ワンピース・フィルムゴールド」の脚本を担当するなど脂の乗り切った43歳。

「黒岩氏はかつて脚本を書いた『絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~』と『僕のヤバイ妻』で海外ドラマのパクリじゃないかと指摘を受けたことがあるが、今回は原作があるドラマなのでその心配はなし。また、ストーリーについてスタッフと徹底的に話し合い、柔軟に変更を加えていくことも得意。今回も原作にはない設定が加えられており、黒岩氏の持ち味は十分発揮できている」(テレビ誌記者)

 今後の月9継続の命運を握るとされる「貴族探偵」。放送開始1カ月以上前から相葉が出演するスポットCM動画を数十パターンも投入するなど力の入れようもハンパない。脚本家・黒岩勉氏は瀕死の月9の救世主となるか。

【連載】脚本家で見る注目春ドラマ

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???