連載小説<4> 通訳する相手は同胞ベトナム人女性
「遅いんだよ! 二時にここに来るよう言われてただろう」
顔を合わすなり、オオガキに怒鳴られた。
「すみません」
何とかバイトの穴埋めを頼もうとキョウコに連絡を取り続けているうちに、二十分ほど遅刻してしまった。
けっきょくキョウコとは連絡が取れないままだ。
「じゃあ…
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