著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

スキャンダル対応がカギ 元SMAP中居正広が歩む大物への道

公開日: 更新日:

「残留しても独立しても個の評価は変わらなかったはず」という声もある。こうした中居の個の力からして、残留の背景には「事務所に慰留された」という話も説得力を持ってくる。ともあれ、中居は個としていきなりジャニーズのエース格になった。今後はタレント司会者としての伸びシロがどれだけあるかだろうが、その前の心配材料がスキャンダル。さっそく洗礼のように「おすぎとピーコ」のおすぎが九州ローカルの自身のラジオ番組で、「いつも相手の味方をしているように振る舞いながら、自分のことだけ考えている」などと中居を非難した。

 この手の話は真意よりも、聴いた人がどう捉えるかにある。ただ、似たような暴露話が続出すればたちまち「真」が勝りピンチに陥る。現在の安倍内閣が次々と敵が現れて非難の輪が広がったように――。芸能界は味方と敵のシーソー。いかにバランスをとるかが個人の器量。敵(スキャンダル)が増えればバランスは大きく崩れる。

 司会者はお茶の間の顔。スキャンダルは仕事に影響する。くだんの諸先輩はスキャンダルのない人が大半。たけしやさんまは芸人らしくネタでかわした。元アイドルの中居がどうスキャンダルに対応するかも、今後の注目になる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり