社長として不安も…小泉今日子が語る“独立後”の今と展望

公開日: 更新日:

 いま一度、「人」と「人」の関係を大事にしないと、エンターテインメントはこれ以上成熟しないのではないかという危機感もあります。

 私は常に何かに挑戦し続ける表現者と一緒に仕事がしたいと思っているんです。そんな人たちとの創造のために、できるだけアクティブに生きたい。これからの10年間はとにかくめちゃくちゃに走り続けたいと思っています。

 もちろん、制作会社の社長としては社員を食べさせていかなくてはならないし、不安はないといえばウソになりますが、それはどんな仕事でも同じですよね。独立してすべての責任は自分にかかってくるけど、逆にいえば、動きやすく、身軽になったといえます。

 これからは「大きさ」にこだわらず、コンパクトだけど、密度の濃い仕事もやっていきたいですね。

 2011年から「マイ・ラスト・ソング」というステージを続けています。久世光彦さんの同名のエッセー集を基にしたもので、私の朗読と浜田真理子さんのピアノ弾き語りのコラボです。


 久世さんとは10代の頃に出会って、演技だけでなく、本の読み方、映画の見方まで教えていただきました。私にとって唯一無二の恩師です。久世さんが晩年、私におっしゃった言葉が今も忘れられません。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方