80年代実力派アイドル 伊藤智恵理さんは“美魔女”社長夫人

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 さて、71年4月1日、東京・世田谷で生まれた伊藤さんは、幼いころからアイドル歌手に憧れ、父親の知人の紹介で中堅芸能事務所に所属した。

 デビューは87年2月。人気ドラマ「あぶない刑事」(日本テレビ系)第20話「奪還」でのゲスト出演だった。次いで同年5月からスタートした石坂啓原作のドラマ「キスより簡単」(フジテレビ系)に、国生さゆり演じる主人公の姉役に抜擢され、同時に挿入歌「パラダイス・ウォーカー」(CBSソニー)で歌手デビュー。アイドルの道を歩み始めた。

「オーディション当日は、この役をもらえなかったら二度とアイドルになれない、って自分自身を追い込んでました。気分はコミック『巨人の星』で花形満や左門豊作と対決する星飛雄馬。目には赤い炎が燃え盛ってたんじゃないかしら。フフフ」

 歌唱力は同期デビューの中でもピカイチ。それで、昼ドラ「母さんと呼びたい」(TBS系)の主題歌になった「トキメキがいたくて」、ハウスのフルーツインゼリーのCMソングに使用された「夢かもしれない」など、トータルでシングル14曲、アルバム6枚をリリースした。

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