篠原涼子はシタタカ戦略で…西島秀俊が夫役を受けた理由は
「主人が背中を押してくださった。こんなにすばらしい作品は読んだことがない、やらないと損だよという言葉に心を突き動かされたんです」
こう感慨深げに語ったのは、女優の篠原涼子(45)である。六本木ヒルズで開催中の東京国際映画祭で29日に行われた主演作「人魚の眠る家」(堤幸彦監督、11月16日公開)のワールドプレミアに登場。夫で俳優の市村正親(69)の後押しがあり、躊躇していたオファーを受けたと明かしたのだ。
原作は東野圭吾の同名小説で、事故で脳死と診断された子供を抱える夫婦の苦悩を描いたヒューマンミステリー。2児の母でもある篠原にとってはふたつ返事で引き受けられる役柄ではなかったようだ。一部週刊誌の記事が発端となり、夏ごろから離婚危機説が持ち上がっていたが、それを打ち消すかのような円満エピソードにさる映画関係者もこう苦笑いする。
「後追いも含めさまざまな報道が出たが、母親の子供への愛情を描いた主演作の公開前に私生活で離婚はあり得ない。曲がりなりにも篠原はプロです。離婚によるイメージダウンで映画が大コケでもしたら女優の看板に傷がつきかねず、死活問題。プライベートのことで仕事に支障が出るようなことはしません」(映画関係者)