優雅さ武器に…河野景子さんがうかがう「デヴィ夫人」の座

公開日: 更新日:

 ところが、パリ支局から帰国直後に“運命のいたずら”が用意されていた。友人が開いた合コンの席で、宮沢りえと破局したばかりの花田氏と知り合ったのだ。そこからの結婚と出産は周知の通り。そして、子育てが一段落した景子さんは2年前に個人事務所「ル・クール」を設立。スピーチ講座や講演会の仕事に本腰を入れ始め、昨年は50本の講演をこなした。

 彼女の1本の講演料は60万~80万円程度といわれている。穏やかで、透き通るような声質で語る景子さんの口調は「まるで女神に囁かれている感覚」と出席者は表現した。

 内容も豊富で、アナウンサー時代の話から子育て、相撲部屋のおかみ、おしゃれなフランス語会話術と“演目”は両手を超える。最近は美容品、健康商品の販売、プロデュース、映像事業、イベント・プロデュースにまで手を広げていた。

 あるテレビ関係者はこう証言する。

「離婚報道のほとぼりが冷めたら景子さんは徐々にテレビでの露出を増やしていくでしょうね。“元親方夫人”というと花田氏の母親である藤田憲子さんが有名ですが、あの路線ではなく、インテリジェンスと優雅なイメージで露出を増やしていくでしょう。例えるならば、今のデヴィ夫人のポストに景子さんは食い込んでいくと思います」

 景子さんは少々遠回りした青春時代を、今、取り戻そうとしているのかもしれない……。

 (芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」