戦隊ドラマでも活躍 元ねずみっ子クラブ宮澤寿梨さんは今
そして見事に優勝。各回の優勝者を集め、秋元康のプロデュースで結成されたユニットが「ねずみっ子クラブ」。80年代に人気を集めた「おニャン子クラブ」が猫だから、次に当たるのはネズミだろう……との発想からネーミングされたそうだ。
当時はまだ北陸新幹線開業前。都内の芸能事務所に所属し、高校進学まで収録のたびに上田駅から特急で2時間半ほどかけて東京へ通った。
戦隊シリーズ第22作「星獣戦隊ギンガマン」(98年2月~99年2月)のギンガピンク・サヤ役に選ばれたのは、高校2年だった97年秋。ギンガブルー・ゴウキを演じたのは照英だった。
「野外の戦闘シーンや爆破シーンのロケは栃木県岩舟町や神奈川県の城ケ崎が多く、東映大泉撮影所を出発するのが早朝7時前後。それで、照英さんやギンガレッドの前原一輝さんと最寄りの大泉学園駅前の松屋で腹ごしらえしたものです」
その後、アクション映画「くノ一忍法伝 魔物の館」の主役やパチスロ雑誌のリポーターなどで活躍。
「そんな時、おばあちゃんが脳梗塞で倒れてしまい、介護問題に直面したんです。私はもともと、おばあちゃん子だったのに、芸能界に入ってから会う機会がなくなり、両親にも気遣いさせるばかり。それで、『恩返しするなら今』と思い切って休業。それが08年です」