奄美出身の中孝介さん 黒糖の香りで蘇る祖父の家と夏の記憶
泡盛でもとくに「残波」は若者向けの洗練された感じですが、黒糖焼酎は泡盛よりもうちょっとスッキリしてますね。僕の印象では泡盛はまろやか、黒糖焼酎はスッキリとストレートって感じ。
奄美の黒糖焼酎でいうと「長雲」に「龍宮」「朝日」が三者三様の3大銘柄。違いも楽しめます。それぞれがいろいろな銘柄に分かれてます。いい焼酎は割りたくないので、ぜひ30度以上の黒糖焼酎をロックで楽しんでほしいです。
これから年を重ねるにつれ、酔っぱらって粗相をしないように飲みたいですね(笑い)。できれば奄美の焼酎のような、自分のオリジナルのお酒を1本造れたらいいなとも思います。
(聞き手=松野大介)
▽あたり・こうすけ 1980年7月、鹿児島県奄美市出身。99年から歌手活動。2007年発売の森山直太朗・御徒町凪コンビの書き下ろし曲「花」がロングヒット。4月10日リリースのミニアルバム「愛者~Kanasha~」発売中。7月6日、日本遺産物語コンサート奄美大島編vol.2(有楽町・ヒューリックホール東京、開演14時)。元ちとせ、城南海が出演。