5%割れなら…NHKが密かに画策「いだてん」終了プラン
NHKの局内向けのケジメはさておき、気になるのは6%台の低い数字にまで落ち込んでしまった「いだてん」の今後だ。
「上田会長は否定していますが、5%台を割ったら途中打ち切りもあると見ています。大河ドラマはNHKの看板番組であり、大切な枠をこれ以上ミジメなままにしておけないと憤っている局幹部がいます。場合によって、来年の大河『麒麟がくる』に悪影響を及ぼす危険性もあるから、懸念する幹部がいるのも当然です。局内では打ち切りとは対外的にアナウンスせず、『いだてん』を静かに終わらせる方法の模索が始まっています」(テレビ関係者)
そのひとつが特別番組による差し替えだ。「いだてん」のチームとは別のセクションが、東京五輪の複数の選手にスポットライトを当てたドキュメンタリーの制作をスタートさせているという。
「例えば、白血病と戦いながら東京五輪を目指す水泳の池江璃花子選手の密着映像とか、小中学生のアイドルと化してしている陸上男子短距離のサニブラウン選手の9秒台への挑戦秘話をNHKは用意しようとしているそうです。しかも、NHKはこの企画に同局の東京五輪の“スペシャルナビゲーター”を務める『嵐』のメンバーを絡めるつもりのようです。選手を直接インタビューしてもらってもいいし、番組のナレーションを担当してもらってもいい。著名選手の感動秘話に『嵐』をミックスすれば、視聴率は軽く2ケタはいくでしょう」(前出・テレビ関係者)
果たして主演が阿部サダヲにチェンジする「いだてん」は、どんなフィナーレを迎えるのだろうか。
(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)