「偽装不倫」話題にならず…杏が迫られる“イメチェン演技”
昔の銀幕スターならいざ知らず、SNS時代の今は、私生活を隠し通す方が難しい。それだけに、より“素”のイメージに左右されがちだ。
「杏は『偽装不倫』が4年ぶりの連ドラ主演で、原作は漫画家の東村アキコ氏の人気作品。前評判は良かったものの、いざふたを開けてみると、視聴率ほどには盛り上がりに欠けた感は否めない。〈すごくつまらない〉という声もないですが、ドラマの登場人物やストーリーが大きな話題になることもなかった。杏が役にハマらなかったせいもあるでしょうが、共演の宮沢氷魚、“ピンク髪”で頑張った瀬戸利樹らイケメン枠のブレークがなかったのも痛手だったのでは」(ドラマ制作会社関係者)
ファンもいなければ、アンチもいない。確かにこれでは盛り上がりようがない。前出の山下真夏氏はこう話す。
「これまでの杏さんには真っすぐで一生懸命、誠実で清純というイメージがありました。だから、女性の支持率も高かったのですが、3人のお子さんのママとなって、いつまでもそれでは通用しません。そろそろ、これまでのイメージを覆すような役柄も見てみたい。そう思う視聴者が多くなってきているのかもしれませんね。ここらで、したたかな悪女を演じてみるのも面白いかも」
イメチェンにはタイミングもあるし、なかなか難しいが、そういえば杏の父・渡辺謙(59)は、2005年公開の米映画「バットマン ビギンズ」で悪役を演じて大きな話題になった。杏が悪女を演じるなら、確かに「見てみたい!」と思う視聴者が増えるかもしれない。