元おニャン子・立見里歌さん 元アイドルが子育て終えた今
1980年代に一世を風靡したフジテレビのバラエティー番組「オールナイトフジ」「夕やけニャンニャン」。立見里歌さん(53)は両方のレギュラーだった元人気アイドル。大学卒業後はポニーキャニオンに就職して話題になったものだ。あれから約30年。アラフィフの立見さんを直撃!
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「広告関係に出版・編集、各種プロデュース。2017年1月から発売を始めた植物性コスメの商品開発と販売。そして時々タレントのお仕事もあって、のんびりしてる時間はあまりないですね」
新宿のシティーホテル・カフェ。立見さんはほほ笑みながらカフェオレのカップに手を伸ばした。クリーム色のニットにタイトな黒いミニスカート。自社のコスメ効果だろう、肌はツヤツヤだ。
「実は、27歳になる一人息子が小学校に入学する際に離婚しまして、それ以来のシングルマザーなんです。専業主婦の後、父が経営するシステム関係の会社を手伝い、それから広告代理店に入社。主に編集業務を担当してキャリアを積みました」
大手企業の季刊誌、CM、Webなど制作は多岐にわたり、その後、独立。古巣のポニーキャニオンから業者として仕事の依頼もある。
「一人息子が社会人になったので、14年に長年の夢だったコスメ開発に取りかかりました。最初にリリースした化粧水に約3年。第2弾の目元・口元クリームは2年余りかけ、今年1月に発売したばかりです」
きっかけは30代になり肌荒れに悩まされたこと。
「化粧品アレルギーが原因でした。完治まで約2年。以降、どんなに評判が良くても成分をよく調べて購入してきました。でも納得できるものがない。『私が困ってるなら同じ悩みを持っている人もいるはずだから、自分が使うものを作ろう』と考えたのです」
渡された資料はA4サイズで合計18枚。熱い思い、成分などが丁寧に書き込まれている。
「ブランド名の『イポラニ』は、ハワイ語で“最愛の恋人”。馥郁とした香りで癒やされ、幸せになって欲しい。心豊かに愛を感じる商品でありたい。そんな願いを込めました」
自社商品の話題になると、もう止まらない。
「気がつくと1時間、2時間、なんてザラです。フフフ」