映画芸術の真の魅力はPCやスマホじゃ到底分かりようがない

「映画芸術」の本当の魅力、「映画科学」の魔力はパソコンやスマホじゃ到底、分かりようがない。東方貿易をする中世ヨーロッパで人口の３分の１が死んだペストのおかげで芸術ルネサンスが起こり、資本主義の自由経済が広がり、スペイン風邪のおかげで世界大戦が終わったとしても、年末にコロナがまた襲ってこようとも、小屋は潰れてはならないのだ。

　閑話休題。ワイドショーでコメント屋がのけぞるようなことを言ったのでコーヒーを噴き出してしまった。

「この国民は皆、外出自粛をよく我慢してます。でも、ここは“ヤマト民族”として、この戦いは乗り切れますよ」と。沖縄の人も見てんだぞ。いまだにヤマト民族なんてビックリした。戦争末期に作られた、１５歳から６０歳の男、１７歳から４０歳の女は全員で「本土決戦」を戦わなければならない「国民義勇兵役法」なんてのも思い出した。外出禁止で逮捕罰金まではないが「自粛警察」「コロナ自警団」も現れている。

　西村経済再生担当大臣も「ゆるい法律でも国民一人一人が“日本人のＤＮＡで”１カ月我慢で成果が出るからお願いしています」とも言っていた。ＤＮＡはどうでもいいが、西村大臣のあのアベノマスクらしきマスク、左右のかけ紐の輪の長さが違ってて、顔が歪んでいたな。マスクぐらいちゃんとかけないと、１カ月、ＤＮＡ根性だけでは乗り切れないぞ。