引退の渡辺麻友 “アイドルサイボーグ”を苦しめた完璧主義

公開日: 更新日:

 元AKB48で女優の渡辺麻友(26)が5月31日をもって芸能界を引退したことを所属事務所「プロダクション尾木」が発表した。

 発表によれば、本人から「健康上の理由で芸能活動を続けていくことが難しい」という申し出があり、同社を退社したという。事務所のHPでは「数年に渡り体調が優れず、これまで協議を重ねて参りましたが、健康上の理由でしたので体のことを最優先に考え、本人の意思を尊重し契約を終了し、芸能活動にも終止符を打たせていただくこととなりました」と説明している。

 “まゆゆ”こと渡辺は2006年12月に当時設立2年目だったAKB48の3期メンバーとして加入。中学1年生だった。09年に行われた“第1回選抜総選挙”で4位を獲得。さらに14年には1位を獲得し、同グループを卒業した17年まで5位を下回ったことはなかった。前田敦子大島優子らと共に「神7」と呼ばれた7人の中心メンバーだったが、その中で引退は初となる。

 卒業後はドラマや舞台にコンスタントに出演を続け女優として活躍。2019年上半期のNHK朝ドラ「なつぞら」では主人公の会社の同僚役を好演していたが、その直後から仕事がプッツリと途切れていた。

「去年9月末から『ファンの皆さまに喜んでいただけるコンテンツの更新やイベントの企画などをすることが困難だという理由』でファンクラブの運営が休止され、インスタグラムの更新もピタリと止まっていました。ツイッターでは年末に“今年も一年ありがとうございました”、年初には“あけおめ”とそっけない投稿があっただけ、ファンや関係者の間では動向を心配する声が上がっていました」(アイドル雑誌関係者)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」