著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

コロナ禍で新作ドラマ撮影休止の“効用”を総括する

公開日: 更新日:

 次は「国盗り物語」をやるそうで、主人公の道三を演じるのは平幹二朗、光秀は近藤正臣。戦国大河の面白さはよくわかったが、果たして、「麒麟」の宣伝になっているのかは疑問。平均視聴率10・5%。昨年の「いだてん」は視聴率はヒトケタで終了したが、いっそのこと、再放送流しておけばよかったか。

■暑苦しい「ごくせん」が逆に新鮮

 日本テレビ系の「ごくせん2002特別編」も初回12・7%と余裕の2ケタ。仲間由紀恵演じる熱血教師のヤンクミと不良生徒たちの暑苦しいドラマが今の子供には逆に新鮮だったようで。こちらも松本潤小栗旬成宮寛貴と顔ぶれが豪華。

 TBS系「愛していると言ってくれ」もやっぱり名作だったし、このまま再放送の流れがくるかと思ったら、12日「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日系)で「再放送委員会」なる企画が始動。ところが、過去の映像は使用料が高額で予算の範囲内でしか視聴できないとかなんとか。

■過去の人気番組使用料は10秒ン万円

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド