チャンス大城は生き方が不器用 苦難で培った人間力の強さ
「“地下芸人”ってネタよりバイト強いやつが、1番強いんですよね」(チャンス大城/フジテレビ「さんまのお笑い向上委員会」6月20日放送)
「へヴリスギョン岩月さんが行方不明」「頼みの綱の『挙動不審寄席』もなくなってしまいまして」などと、コロナ禍での“地下芸人”の窮状を語るのは地下芸人界の雄・チャンス大城(45)だ。出てくる固有名詞が全く分からない……。
同じく地下芸人仲間の「ゆきおとこ」は郵便局でバイトをしており、アベノマスクなどで逆に大忙し。郵便局をテレビ局のように「局の仕事」などと語っているという。そんな地下芸人界を大城が表した言葉を今週は取り上げたい。
大城は2017年、「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ)の「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」で、「『ザ・ノンフィクション』でよく見るシーン」を真似し、見事優勝。翌年には「人志松本のすべらない話」(フジテレビ)にも出演し、強烈なエピソードで大爆笑を生んだ。それまでは、脚光を浴びることはほとんどなく、30年近く客が数十人の小さなライブを主戦場にしていた。