女帝・上沼恵美子「えみちゃんねる」“ブチ切れ降板”の真相
■駄々っ子のよう
「以前から在阪テレビ局はどこも彼女に対して腫れ物に触るような対応でした。『えみちゃんねる』では彼女は“座長”なのに、ひたすらスタッフにヨイショされ続ける立場だった。典型的な大阪のオバちゃんキャラが受けていましたが、それが増長し駄々っ子のような存在になっていた。しかし数字を取ってるから誰も文句は言えない。番組が終了し、内心ホッとしているスタッフは多いと思います」
背景には、これまでスタッフとの間に立って上沼の意向を代弁し、憎まれ役を買っていたマネジャーが辞めたことも関係しているという。同志社女子大学(メディア論)の影山貴彦氏は「ピンチを笑いに変えるのが関西のテレビだったが今回は違った」としてこう語る。
「今回はどこか現場も真に受けてしまった。こんな大事になってしまった流れに上沼さんも落胆されたのでは。上沼さんの古参のマネジャーも辞めていて、間を取り持つ人がいなかったのもタイミングが悪かった。彼女は辞めたり戻ったりを繰り返し、上沼さんと仲を深めている運命共同体のような存在なので、業界の人間たちもまた戻ってほしいと思っているはず。上沼さんは、『えみちゃんねる』の最終回で大平サブローさんが“僕の目を3秒見ていられない”と明かすほどシャイな方。このまま笑いに昇華せずに終えるのは居心地が悪いはず。今後は季節ごとの特番で『えみちゃんねる』が復活し、何事もなかったかのようになれば関西らしいのかもしれません」
“いけず”な寂しき女帝である。