アンジャ児嶋の塞翁が馬「誰でしたっけ?」から人気急上昇
「無味無臭で、面白いこともしなければ背伸びもしない、そういう欲のないところが番組にふわっと馴染むんです。児嶋さんは自家発電で面白いことはできないけど、タナボタが多い。08年に黒沢清監督の『トウキョウソナタ』に出演し、演技が評価されましたが、あれも自ら勝ち取ったわけでもない。監督から誰かいないかと事務所に話が来て、ドランクドラゴンの鈴木さんと児嶋さんの2人が候補に挙がって選ばれた。事務所の養成所1期生として本人的にはNSCの1期生ダウンタウンを目指してたんですが、あの人ポンコツだから後輩からもナメられて。『しゃべくり007』でネプチューンやくりぃむしちゅーさんがいじってくれて『オレの取扱説明書になった』って言ってたほど他人任せ。人に興味ないから楽屋で平気な顔して眉毛を整え始めるし、ぎこちないMC含め、そういう自然体なところが時代に合っているのかもしれませんね。かくいう僕も後輩なんですけどね(笑い)」
人間万事塞翁が馬である。