「麒麟がくる」放送再開も苦戦 関係者が明かす“3つの要因”
視聴率12~13%をウロウロ
放送が再開した大河ドラマ「麒麟がくる」の視聴率が振るわない。制作関係者が嘆く。
「コロナの影響で収録が思うように進まず、6月7日(第21話)の放送回をもって番組を一時中断したんです。その回は視聴率は16・3%にまで跳ね上がりました。そうこうするうちに緊急事態宣言も収束し、視聴者が待ちに待った第22話が放送されたのは約3カ月後の8月30日。しかし、視聴率は14・6%という微妙な結果だったんです(視聴率はいずれも関東地区・ビデオリサーチ調べ=以下同)」
その後は順調に撮影が進み、無事、28話まで放送されているのだが、肝心の視聴率が上向いてこない。
「22話が最高なんです。以降、12~13%台をウロウロです。直近の28話(10月18日OA)は新たな章となる『京~伏魔殿編』がスタートしたというのに期待された視聴率は12・5%と復活以来、最低を叩き出してしまった」(前出の制作関係者)
敗因の原因は何なのか。民放キー局の編成関係者は「視聴者の趣向を見誤った」とこう分析する。
「帰蝶役の川口春奈がコロナ禍からの復活回以降、姿を見せていない。実はマーケティング調査で川口の帰蝶役が想像以上に高評価だったことが判明したんです。NHKは慌ててこのリサーチ結果を入手し、ようやく、今後、帰蝶を登場させるようです」