「麒麟がくる」放送再開も苦戦 関係者が明かす“3つの要因”

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「半沢直樹」と視聴者被り

 さらに、あの国民的ドラマ「半沢直樹」の影響をもろにかぶってしまったというリサーチ結果もあるという。

「『半沢』を絶対に見たい、いわゆる30~50代の視聴者は基本『麒麟』とかぶっているんです。結果、久しぶりに家族内でチャンネル争いが発生した。FM1、2層(20~40代の男女)は『イッテQ』を見たい。迷った揚げ句、『麒麟』を諦め、『半沢』を選択したわけです。『半沢』が終わっても視聴者が戻らないのは話についてこれなくなってしまったからです」(民放関係者)

 もうひとつ、NHKは無意識のうちに自ら視聴者を突き放していたという話もある。

「『半沢』を意識したかどうかわかりませんが『麒麟』の22話から29話は基本、男たちの物語なんです。帰蝶などヒロインは数えるほどしか登場しない。そもそもこの汗臭い演出は『半沢』のお家芸だった。それでも『半沢』のガチバトルと『麒麟』を比較したらやはり迫力が違う。それで視聴者離れを起こしたわけです」(芸能プロ関係者)

 こうした負の要素が重なって「麒麟」の視聴率は低迷中。現在、番組スタッフは「半沢」に奪われた視聴者を取り戻すべく脚本の練り直しなどに取り組んでいるという。これから話はいよいよクライマックスに向かうが、巻き返しとなるか。

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