ネットで酷評…「麒麟がくる」門脇&堺“架空コンビ”の是非
確かに今のところ、ある意味で“架空コンビ”がしっかり爪痕を残していることには間違いない。果たして今後、2人の評価はどうなるのか。
「駒を見ていると、2016年に放送された堺雅人主演の『真田丸』で長澤まさみが演じた『きり』と重なります。重厚なテーマの中、真田幸村に恋心を抱き続けた『きり』は実在の人物ですが、現代風の言葉遣いで放送当初はかなり批判を浴びていました。しかし、物語が佳境に進むうちに『きり』が語る本音の部分が戦国時代の悲劇性をより如実に表す重要な要素となり、最終的にはなくてはならない存在になりました。門脇演じる駒にも同じような効果を期待しているのだと思います。この先、門脇が演技力でどうカバーしていくのか、堺がどう存在感を見せつけるのか。それによって視聴者の反応が変わるか見ものです」(前出の弘世一紀氏)
〈何だかんだ言っても、あの2人のおかげで「麒麟がくる」は面白かった〉と評価される時は来るだろうか。