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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

大御所女性ミュージシャン3人はコロナ禍もなんのその?

公開日: 更新日:

ユーミンは夫とテレビに出まくり

 11月27日の「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)はユーミンこと松任谷由実をゲストに迎えてあれこれ聞くものだった。年収を聞かれたユーミン。「ポール・マッカートニーの100分の1くらい」と野暮な質問にも、笑顔で対応。300坪ある自宅の写真を公開するサービスぶりだった。

 若い世代にとってはジブリのイメージが強いとか。「やさしさに包まれたなら」「ひこうき雲」など。さらに「卒業写真」や「春よ、来い」は教科書に載っていたとも。そんな人がテレビに出れば「ありがたい!」となる。

 ニューアルバム「深海の街」のプロモーションで、これまでも新譜をリリースした際にテレビに出ることはあったが、今回はドえらいことになっている。コロナ禍でライブやコンサートの中止が相次ぎ新曲のプロモーションもままならない。日本中のミュージシャンや歌手が悶々としている。

 そんな状況でもユーミンクラスが出るといえばテレビは食いつくのか。

 28日の「MUSICFAIR」の松任谷由実特集、「出川・爆問田中・岡村のスモール3」(ともにフジテレビ系)に夫の松任谷正隆を伴って登場し、番組オリジナル曲を作る出血大サービス。夫が「由実さん」と呼ぶのが新鮮だった。

 さらに2日の「2020FNS歌謡祭第1夜」(同)ではスモール3と歌唱。夫・正隆が内助の功(!?)を発揮したのが29日「関ジャム完全燃SHOW」(テレビ朝日系)で「夫でありアレンジ、プロデュースを手掛け、全てを知る男」として番組に出演。テレビジャックは今週も続き、そこのけそこのけユーミンさまが通る状態。

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