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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

大御所女性ミュージシャン3人はコロナ禍もなんのその?

公開日: 更新日:

竹内まりや&山下達郎は商売上手

 同時期に中島もセレクトアルバム「ここにいるよ」を出したが、新聞広告で知ったくらい。アナログな新聞広告はいかにも中島らしい。20代女性に「中島みゆきはまだ生きてるんですか」と聞かれ絶句したことがある。彼女いわく「時代」「糸」を本人が歌っている姿を見たことがないとか。結局、露出し続けないとこの世にいないも同然にされるということ。恐ろしい時代だ。

 もうひとり、プロモ上手は竹内まりや。先月、デビュー以来、初の映像作品「souvenir the movie ~MARIYA TAKEUCHI Theater Live~」が発売されたが、中身は20年前のライブ映像もあり、宣伝だけを見て「昔と全然変わらない」という人、多数出現。こには特典で夫・山下達郎とのスペシャル対談もついている。商売上手だね。

 この季節は山下の「クリスマス・イブ」と竹内の「すてきなホリデイ」が日本中に流れ、印税だけでも莫大だろう。ユーミンにも「恋人がサンタクロース」がある。クリスマスソングはミュージシャンを救う。

 もっとも、私は中島の「十二月」派だけど。

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