大掃除は弟子にとって腕の見せどころですが珍プレー伝説も
落語界においてのすす払い、いわゆる大掃除は弟子にとって腕の見せどころ。前座だけではなく入門5~14年目の二つ目の芸人も駆り出され、普段以上に張り切ったうえでの珍プレー伝説も数知れず。長年かけて生やした自慢の庭園のコケをキレイにタワシで全て洗い落としたという話や2階の網戸を外す際に手を滑らせ、下に置いてあった車の屋根に網戸の角から突き刺したという武勇伝。かくいう私もお風呂場のレバー式ガラス窓(回すとガラスが水平になるやつ)を拭いてて力加減を誤って、極真空手の瓦割りのごとく6枚を見事に割りきったことがありました。
うちの師匠は「壊されても壊すやつに任せた俺がマヌケなだけなんだから」と言って決して怒らなかったんですが、きっと毎年ヒヤヒヤしてたのかもしれませんね。