高橋伴明監督「痛くない死に方」終末医療の現実と理想の死
―――思うに任せない人生、いつ死ぬかも選べないけれども、やれることはあって、それはやると。
「今回の映画も、もともと昨年の夏に公開予定だったんです。新型コロナの蔓延という未曽有の事態があって、延期されていた。でも、理想の俳優たちに出演してもらえ、スタッフの尽力によって湯布院映画祭で上映してもらったりして、こうして晴れて公開が決まった。まあ苦戦するでしょうけど、映画館はコロナ対策に万全を尽くしているし、たまには映画でも、と考える自由や楽しみまで自粛する必要はないと思う。希望はどんな時もあるはずですから」
映画は、東京・シネスイッチ銀座でロードショー中。