のん進まぬ女優復帰…CMやキャンペーンは引っ張りだこでも

公開日: 更新日:

 春の火災予防運動のキャラクターに女優の、のん(27)が就任し、あまちゃんに出演していた頃と変わらぬ透明感が評判になっている。またSDGs(持続可能な開発目標)の認知拡大のための発信者「SDGsPeople」の第1号にも就任しており、都内の駅では両方のポスターで2人の“のん”が共演しているところも。

 “のん”はドラマなどテレビのレギュラー出演はなくとも常にCMやキャンペーンキャラクターで引っ張りだこ。「あまちゃん」以来、東北復興のシンボル的存在でもあり、先月27日には「東日本大震災復興10年 復興応援コンサート『がんばろう東北』~のん おうちで観るライブ~」にも出演した。「じぇじぇじぇ」がはやった「あまちゃん」が放送されたのは2013年、のんはまだ19歳だった。ところが15年に事務移籍騒動に伴い、本名の「能年玲奈」が使用できなくなり、16年に「のん」に改名。その後、地上波ドラマには復帰できず苦戦を強いられている。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

「27歳になった今も『あまちゃん』の時の“初々しさ”“透明感”“清潔感”が変わらないのが彼女の強み。ただ、女優として20代前半の役柄はもう次世代が活躍しているので年相応の活躍が求められるところ。ドラマ復帰が進まないのには、近年ドラマに出演していないため、今の技量が未知数で、起用しにくいという事情もあるでしょう。舞台経験を踏んで演技力をアピールすることが復帰の近道なのでは」

 事務所移籍は旧来の芸能界のあり方に一石を投じる結果になったが、失った時間だけは取り返しがつかない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  2. 7

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  3. 8

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  4. 9

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  5. 10

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が