著者のコラム一覧
船山基紀編曲家

1951年、東京都生まれ。編曲家。デビュー作は中島みゆき「アザミ嬢のララバイ」。昨年死去した作曲家・筒美京平と組んだ作品が一番多く、沢田研二、渡辺真知子、田原俊彦ら数々のヒットを飛ばした。昨年12月に編曲を手がけた作品を収録した「船山基紀 サウンド・ストーリー」(ソニー・ミュージックダイレクト、CD4枚組72曲)をリリース。

山口百恵は後光がさしていた 衝撃的な経験はあの時だけ

公開日: 更新日:

 山口百恵さんの曲は「パールカラーにゆれて」など、70年代最初のころの作品を何曲かアレンジさせていただきました。

 百恵さんと初めてお目にかかった時のことは忘れられませんね。六本木のソニーのスタジオでレコーディングが終わった夜でした。プロデューサーの酒井政利さんが「今、テレビ局から駆け付けるからちょっと待ってて」「これから山口百恵さんを紹介するから」とおっしゃるので、僕はスタジオのある6階のロビーで待っていたんです。

 しばらく薄暗いロビーで待っていたかな。エレベーターが上がってきて、6階で止まったので「百恵さんかな?」とエレベーターの方を見ると、扉が開いて百恵さんが降りてきたんですけど、びっくり! オーラがすごいんです。百恵さんの周りだけが明るくなって浮き上がって見えたんですよ。これは本当の話、大袈裟に言っているわけではありませんよ。

 そのまま百恵さんが薄暗い廊下を歩いてくると、今度は歩いているところだけが明るい! いや、本当にびっくりしましたね。

 その当時まだ10代なのに、とてもきちんと丁寧にご挨拶してくださって、さらにまたびっくりしてしまいました。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動