著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

ザ・ぼんち 漫才ブーム当時は会場からダンボールで脱出!

公開日: 更新日:

 私が駆け出しだった84年当時、おさむさんはドラマ出演がメインで、コンビとしては休止状態。まさとさんはピン芸人だった亀山房代さん(享年42)とコンビを結成、新人男女コンビ扱いから再出発されて、上方漫才大賞を受賞されるなど相方が代わっても頂点に立たれました。この当時、何本か台本を書かせていただきましたが、漫才ブームを知る私にとっては大スター。当然のことながら「まさと師匠」なのですが「やめて、やめて新人コンビやねんから“まさと”って呼び捨てでもええぐらいやねんから」と謙遜されて「まさとさん」と呼ばせていただき、後輩の私を「先生」と呼んでくださいました。綿密な打ち合わせと猛練習をされていた漫才に対する真摯な姿勢が今でも目に焼き付いています。その後、コンビは亀山さんの結婚・妊娠で円満解散へ。

 そして2002年「ザ・ぼんち」が復活。おさむさんのパワーは衰え知らず、今も劇場、漫才番組には欠かせぬ存在として活躍されています。

 これからもパワーはそのままに円熟味を増した舞台を見せてくださることでしょう。考えてみると、親しくお話はさせていただいてますが「ザ・ぼんち」のネタはまだ書いたことがありません。ぜひ一本書かせていただきたい憧れの師匠方です。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪

  2. 2

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  3. 3

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪

  4. 4

    東国原英夫氏は大絶賛から手のひら返し…石丸伸二氏"バッシング"を安芸高田市長時代からの支持者はどう見る?

  5. 5

    都知事選落選の蓮舫氏を「集団いじめ」…TVメディアの執拗なバッシングはいつまで続く

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  3. 8

    ソフトバンク「格差トレード」断行の真意 高卒ドラ3を放出、29歳育成選手を獲ったワケ

  4. 9

    “卓球の女王”石川佳純をどう育てたのか…父親の公久さん「怒ったことは一度もありません」

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方