成田凌は朝ドラの法則壊す?“クズの一平”のまま終わるのか
杉咲花(23)主演の朝ドラ「おちょやん」が5月14日に最終回を迎える。主人公の竹井千代は「鶴亀新喜劇」の舞台に再び立つことを決め、いよいよドラマはクライマックスだが、注目は成田凌(27)が演じる天海一平がこのまま“ヒール”で終わるかだろう。一平は千代と結婚している既婚者だったにもかかわらず、浮気した若い劇団員を妊娠させて千代と離婚。その週は〈一平のどあほ カス 最低 クズ、卑怯者〉などと朝ドラファンの書き込みでネット上が荒れた。
その後、5月13日発売の「週刊文春」が「成田凌『ドアホ!』な女癖」という見出しとともに成田の奔放な私生活を報じたこともあり、彼のチャラいイメージが定着しつつある。
「『おちょやん』が成田さんに最後の最後までヒールを演じさせるとしたら、朝ドラでは珍しいケースだと言えるでしょう。朝ドラには徹底的な悪人は出演しないことが“お決まり”となっているからです。どんな嫌われ役も最後はいい人で終わるのが朝ドラの定番です。千代の幼少期にいじわるな継母役を演じた宮澤エマさんも終盤に再登場した際は“いい人”になりましたし、千代に金を無心し続けたダメ親父のテルヲも最後は娘のことを心から案じる“優しいお父さん”になっていました。一平だけが“クズ”のまま終わったら不公平に感じる視聴者もいそうです」(芸能評論家の佐々木博之氏)