秋篠宮家は小室圭さんを身辺調査する発想がなかったのかも

公開日: 更新日:

 皇族の恋愛結婚といえば、なんといっても明仁皇太子と正田美智子さん(現上皇と上皇后)のご成婚だろう。テニスコートの出会いがあり、美智子さんは渦中から身を遠ざけるために世界旅行に旅立ち、帰国した美智子さんに皇太子が熱心に説得してついに結婚を成就したというシンデレラ物語は当時の国民を夢中にさせた。

 興味深いのは美智子さんが候補になる前に、旧華族の令嬢たちも候補に挙がったが、正式に結婚を申し込まれる前に次々に他家と婚約して逃げたことだ。戦後の自由な生活を味わった華族たちは、皇室が旧態依然とし窮屈なことを知っていたからだろう。

 当時は皇太子が「平民」と結婚することに、皇族から強い抵抗があった。美智子さんの実家は日清製粉のオーナーで資産家という新興財閥だから、とても「平民」とは思えないが、当時の皇族からすればそう映ったのだろう。それでもご自分の意志を貫いた皇太子は、「私は恋を成就した」と学友に語ったという。

 しかし婚約のいきさつを国会で問われた当時の宇佐美毅宮内庁長官は「軽井沢で恋愛が始まったという事実はございません」と、必死に恋愛結婚を否定した。皇族の恋愛結婚を認めない人たちが少なからずいたのだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ