二田一比古ジャーナリスト
福岡県出身。大学卒業後、「微笑」（祥伝社）の記者に。その後、「Ｅｍｍａ」「週刊文春」（ともに文芸春秋）をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。
7月クールは朝ドラ女優の面目躍如 なぜ民放はNHKの“おさがり”起用ばかりなのか
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米倉はクールビューティーを生かした悪女役というハマリ役も生まれ、「ドクターＸ」でトップ女優の座に就いた。
平成・令和になるとグラビアブームも去り、話題性で女優への道が難しくなっていたなか、木村拓哉と工藤静香の次女・Koki,がホラー映画「牛首村」に主演する。モデルとしてCM経験はあるが女優経験はない。映画初出演でいきなり主演。「楽しみ」という声がある一方で「話題性だけ」と首をかしげる人もいる。
「バラエティーなら２世タレントとして話題性は十分ですが、女優は演技力を問われる。彼女に天賦の才があれば女優として大化けする可能性もありますが……」（演劇関係者）
■NHKと民放の違いは…
視聴者も演技力を見る時代。話題性での起用は博打的な要素もあり、近年は堅実に芝居の稽古を積み本格派女優を目指す傾向が見られる。
彼女たちの目指す先にあるのが朝ドラだ。主役も脇役も含めオーディションを受けて役がもらえて出演がかなう。「何度も落ちた」という話も珍しくない世界だが、女優としての未来が開ける。野球に例えれば育成選手から一軍のレギュラーとして活躍する夢を追う選手たち。
