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ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

小池都知事もDaiGoも井戸の中の「蛙の王」に過ぎない

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 おそらくDaiGo氏本人には、自分はテレビなどの小さい世界ではなく、SNS上という果てしなく広い世界で認められたというエリート意識があるのだろう。しかし外から見れば、閉ざされたネット上の信者にだけ支持される、井戸の中の小さな蛙である。いかに視聴者数を誇ろうが社会という大海の中では一人の無知な若者だ。

 きっと彼には、自分の反省の行動を動画で見せるのも、サムネイルを視聴を増やすように刺激的にするのも、善悪を超えてもはや常識。息を吸うように当たり前のことなのだろう。不謹慎という意識もない。これぐらいのことで自粛などちゃんちゃらおかしいと思っている。ユーチューブの中では視聴者数を上げるのが正義。そのために必要なノウハウとテクニックを駆使して実践できる者が勝つのが摂理。そして巨額の金を稼ぐものがその世界の王になる。しかしその世界が閉ざされたものである限り、どれだけ支持者が多くともそれは小さい世界だ。井戸の中の「蛙の王」に過ぎない。

 それでは我々の首長はどうだろう。都知事は現在の感染爆発にこう言い放った。「お盆の帰省は予定があっても、やめてください」。おいおい。あれほど五輪は中止せよとの声が上がっても、予定は変えられないと強行したのは誰だ。しかも「帰省はやめて」の言葉の18分後に彼女はこう言ったのだ。「パラリンピックは子供たちにも見せたい」と。なんという二枚舌、なんというダブルスタンダード。それが言えるのが女帝小池百合子だ。彼女もまた社会には向き合っていない。閉鎖された内向きの世界の「蛙の王」だ。

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