松本人志“幕引き”願望はホンモノ? 大みそか「ガキ使」特番休止で現実味を帯びてきた
そんな生き様も含めて、松本にとって紳助さんは憧れの存在だ。2000年には2人だけのトーク番組「松本紳助」(日本テレビ系/のちに「松紳」に改題)がスタート。高いトーク技術をぶつけ合い、深夜番組で6年間も続く長寿番組に。
紳助さんと同じく、関西が生んだトークモンスターといえば上岡龍太郎さん(79)。自身を「天才」と呼び、理路整然と話す口調と鋭い分析力で、1980~90年代は司会を席巻していたにも関わらず、2000年4月に58歳で引退。以降、その姿を報じられたのは、2007年6月に横山ノックさん(享年75)が逝去した際に「横山ノックを天国へ送る会」に参列した時くらいだ。
「偶然にも今の松本さんと同じ年齢。“笑いのカリスマ”が紳助さんと上岡さんの引退年齢を意識しないはずはなく、期せずして『笑ってはいけない』シリーズの終焉が重なった。引退を視野に入れても不思議ではないでしょう」(エンタメライターの伊藤雅奈子氏)
「M-1グランプリ」や「キングオブコント」では審査員を務め、大喜利バラエティー「IPPONグランプリ」(フジテレビ系)ではチェアマンとして活躍する松本。“令和の天才”が選ぶ幕引きは近いのか。