著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

橋幸夫は「誰かが先陣を切らなければ」と…歌手引退宣言が歌謡界にもたらす影響

公開日: 更新日:

 かつて森昌子は森進一との結婚を機に引退したが、子育てが終わったところで復帰した。そして一昨年暮れ、「2度目の引退なので、3度目はありません」と静かに芸能界から去った。還暦を過ぎた決断。もう復帰はないだろう。

 俳優では今年4月に他界した田村正和さんが2018年に「以前のような声も演技もできない」と、役者の美学を貫き引退した。

■「歌手にも引退は必要」

 田村さんの引退が“静”なら、歌謡界の大御所・橋幸夫は“動”だった。

「加齢による喉の衰え」を理由に歌手引退(俳優は続ける)を記者会見で発表した。2023年5月3日の80歳の誕生日に引退。今年12月からスタートする引退コンサートは実に1年半、全国160カ所に及ぶ引退興行だ。花火大会に例えれば、中盤を盛り上げる大輪の花火(ヒット曲)が終わり、仕掛け花火(引退興行)で締めくくる。業界からは、「引退でひと稼ぎ」と揶揄(やゆ)する声もあるが、橋は「歌手にも引退は必要で、それは誰かが先陣を切らなければ」と語った。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」