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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

世間体や肩書、空気にも流されない正しさが加賀まりこの「怖さ」の理由

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「加賀まりこでしたね。加賀まりこそのもの」(平子祐希/テレビ朝日「マツコ&有吉 かりそめ天国」11月5日放送)

 ◇  ◇  ◇

 加賀まりこ(77)と「炊き込みご飯」をリポートするロケを行ったアルコ&ピースの平子祐希。そのロケを振り返った一言が今週の言葉だ。

 平子は加賀と対面すると「本当におきれいなんですね」と早速褒めた。すると「そういうのが一番イヤね」と不快感をあらわにする加賀。「『おきれい』とか言えば女が喜ぶと思ってるんでしょ。大したことないなコイツ」と浅はかな考えを見透かす。

 さらに「豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえって言うしね」と食リポ中に加賀が言えば、「なんで僕のほう見て(笑い)。イジワルだなあ。まりこさんイジワルなことばっかり言うー」と独特の口調で返すと、加賀は「そういう気持ち悪い言い方しないの!」と切り捨てる。まったく平子のやり方が通じない。

 途中からは加賀も笑顔を見せ、そんなやりとりを楽しんでいる様子だったが、平子にとっては「トラウマ」級のロケだったに違いない。

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