深津絵里「カムカム」好演で注目 松嶋菜々子、宮沢りえ、篠原涼子ら同期女優の現在地
深津絵里(48)がNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の2代目ヒロインとして18歳の“雉真るい”を演じることが明らかになった時、「いくら演技派女優の深津でも実年齢と30歳も離れた役柄を演じるのは無理があるのでは」と感じた視聴者もいたはずだ。
ところが、12月23日に深津が初登場すると、そのみずみずしいたたずまいに多くの視聴者が目を奪われ、視聴率は番組最高の17.9%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。13年ぶりの連ドラ出演というブランクを感じさせない見事な復帰を遂げたわけだが、その成功の要因はどこにあるのだろう。
「深津さんはメディアの露出を控えていた間、ドラマだけでなくCMにもほとんど出演しなかったので視聴者の深津に対するビジュアルやイメージがほぼ10年前あたりで止まったままでした。13年ぶりの出演ということで、視聴者はその当時と現在のギャップで48歳という実年齢を実感するのですが、深津さんの場合、13年前とビジュアルや声がほとんど変わらないというか、逆に若返っていた。メークやスタイルにも違和感がなく、“18歳のるい”に視聴者がすんなり入っていけたことが大きいと思います」(芸能ライター・弘世一紀氏)
篠原涼子は離婚と不倫で失速…
深津が完全復活したことで、改めて注目されるのが、宮沢りえ(48)、篠原涼子(48)、松嶋菜々子(48)ら同年齢の女優たちだ。
「宮沢さんは映画、舞台で着実にキャリアを積み、年相応に落ち着いた美しさを維持しており、演技もますます深みを増している。篠原さんはこの20年間で、4人の中では最も活躍していましたが、離婚と韓国アイドルとの不倫疑惑で良くないイメージがついてしまった。今年中の復活は難しいでしょう」(テレビドラマ制作関係者)
では、松嶋はどうか。視聴者の期待を集めた昨年の秋クールに出演した連続ドラマ「SUPER RICH」(フジテレビ系)はパッとせず。20日スタートの松本潤(38)主演ドラマ「となりのチカラ」にも出演するが、白髪交じりの占い好きのアラ還女性という役どころだ。
「松嶋さんのファンは、いくつになっても見た目もキャラもゴージャスで可愛らしさも併せ持つ彼女の姿を見たいのでは。『SUPER──』の主演は江口のりこさんでしたが、『ドラマの脚本が雑過ぎて松嶋菜々子の魅力を出し切れてない』という不満の声が続出しました」(民放ドラマディレクター)
熟女というには、あまりに若々しすぎる4人の活躍に今年は大いに期待したい。