BSが新たに3局も開局…現状の主流は「メシもの」、歌番組は“ネタ切れ”の感

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 BS-TBSはコロナ禍で苦労がうかがえるけど食べ歩きに限る。「吉田類の酒場放浪記」(月曜21時)は何度見ても飽きない。「町中華で飲ろうぜ」(火曜22時)は玉袋筋太郎(円内)がいい。なんといっても6・3・3、学校教育と同じビールの大瓶633ミリリットルをグビッとやる姿で癒やされる。料理がうまそうじゃなくてもOK。町中華で一日を終えるオッサンそのものだ。

 BSで活躍しているのはおぎやはぎ(いずれもBS日テレ)。旧車ブームで人気なのが「おぎやはぎの愛車遍歴」(土曜21時)。美術館好きに参考になるのが「ぶらぶら美術・博物館」(火曜20時)。これは山田五郎がナビゲーターでおぎやはぎが上手につっこむ。趣味に特化すると面白い番組ができるお手本だ。

 最後にコロナ禍で多くの歌手がコンサート活動を大きく制限されたことで、各局とも歌謡番組を充実させた。作詞家、作曲家の特集とか、あの手この手の企画が並んだが、さすがにネタ切れの感。

(文=峯田淳/日刊ゲンダイ)

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