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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

大ブレイクを果たすまでフワちゃんの人生のターニングポイントには必ず友達がいた

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 確かに彼女が芸人を志すきっかけになったのは、大学2年の時に“ツレのギャル友”から「てかフワ超面白くね? 芸人やったほうがいいんじゃね?」と言われたこと。YouTubeを始めたのも“マブダチ”の作家・長崎周成の勧めだった。そして、“親友”指原莉乃が「イチオシ芸人」としてテレビで紹介したことで、ブレークを果たした。

 フワちゃんの親友で恩人といえばもうひとり、先輩のAマッソ・加納がいる。お笑いの養成所に入っても、とびきり明るくてイタい「お調子者大学生」のままだったというフワちゃんが、芸歴3年目にして「お笑いってただふざけてるだけじゃなくて、しっかり笑わすためのルールがあるんだ!」と学んだのが加納との会話だったという(同前)。

 加納はフワちゃんの「破天荒キャラ」「タメ口」「超派手な衣装」のすべてのきっかけをつくったという。例えば「破天荒キャラ」は大喜利ライブに出て、大喜利が苦手なフワちゃんがうまくいかず加納に相談したところ、「ちゃうやん! フワちゃんは生まれ持った宝物みたいなキャラがあるやん!」と言われたそう。加納は「こいつがいっちょ前に反省とかしてるんですよ。『うまくできなかったってことまで舞台で言え』って言ったんですよ」と明かす(テレビ朝日系「爆笑問題霜降り明星のシンパイ賞!!」21年7月11日)。

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