著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

COWCOWの「あたりまえ体操」誕生秘話 ジャカルタ大手銀行のCMソングに採用

公開日: 更新日:

 漫才はもちろん、コントもトークもできて、ピン芸人日本一を競う「R-1ぐらんぷり」でもボケの“ミスター伊勢丹”の多田君が2012年に優勝。ツッコミの善し君も決勝に4度も進出し、まさにオールラウンドプレーヤーのCOWCOW。

 そんな2人が人気を博したのが11年の「あたりまえ体操」。以前は、多田君が「あたりまえ説明書」というネタをピンでやっていました。これを見た、相方の善し君が「リズムを付けたら“あたりまえ体操”にできるんちゃう?」と言ってきたことから誕生したのです。

 やると決めたらとことんこだわる2人は、NHKの体操のお兄さんをイメージし、お揃いのカツラをつけて、白シャツと黒ズボンで“体操のお兄さん”に変身。もともとは多田君がひとりでやっていた「右足を出して、左足を出すと、歩くことができます」というあのリズムは音楽作家の樋口太陽さんに依頼しました。たまたま音源を作ってくれた樋口さんがサンプルで入れてくれた声があまりにも良かったので、そのまま歌ってもらいました。

 まず善し君の子供にモニターになってもらってネタ動画を見せたところ、これが大喜びで「絶対いける!」と確信。これが思った通り話題になり、テンポアップした英語バージョンも出すと、英語圏よりもなぜかサウジアラビアで人気になりました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に