視聴率1ケタでも高評価の「silent」「エルピス」が業界の流れを変える? 長澤まさみが歌った「贈る言葉」の意味
放送当初からネット上では《テンポがいいのに雑な感じがなく、見入ってしまう》《実際に起きたことや人物を連想させながら、ドラマの世界に引き込まれる》……はたまた《ゴードンがこんなにうまいとは驚き》《鈴木亮平がセクシーでシビれる》など演者に関することまで、高評価の書き込みが並ぶ。
《セクハラパワハラの村井P、実はいい奴だったし歌うまい!》《長澤まさみの歌がうまくて聞き入ってしまった》
ストーリーのメインではないが、こんな反響で盛り上がったのが、11月28日放送の第6話。岸本が撮影した冤罪の決め手となる証言VTRをゲリラ的に放送した「フライデーボンボン」が番組打ち切りに。チーフプロデューサーの村井(岡部たかし)は関連会社に異動。
■作品のクオリティーを示した象徴的なシーン
その打ち上げで村井が尾崎豊の「卒業」を熱唱し、続けて浅川が海援隊の「贈る言葉」を歌ったシーンだ。テレビコラムニストの亀井徳明氏は「この場面が、この作品のクオリティーを示している」と、こう続ける。