NHK新会長に託された「紅白歌合戦」の命運…視聴率歴代ワースト2で局内外に大きな波紋
大みそかに放送された「第73回NHK紅白歌合戦」第2部の世帯視聴率が35.3%(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)で、前回に比べ1ポイント上回ったものの、想定を大幅に下回ったことで局内外に大きな波紋を広げているという。NHK関係者が肩を落としてこう話す。
「2年連続の40%割れで、歴代ワースト2という惨憺たる結果に終わった。いまやアンチNHK派は紅白の視聴率が判明するこの時期になると、こぞってにわか紅白評論家となって批判を始める。今回は、こんなことにならないように万全の対策をしたつもりだったが全て裏目に出てしまった」
確かに今回の紅白はある意味、明確な意図をもって出場歌手を決めていた。
「司会陣には若者に人気の橋本環奈を抜擢した。また、出場歌手はK-POPの新進グループやジャニーズ事務所の若手グループを手厚くするなどあからさまなキャスティングだったんです。FM3層対策として85歳の加山雄三や松任谷由実、桑田佳祐、工藤静香、篠原涼子を出しましたが、チグハグでした」(テレビ誌デスク)