ガーシー前議員“急転”の逮捕状請求で気になる今後…専門家の分析は「実刑の可能性あり」
■今回の事件は入り口で詐欺など別の容疑が出てくることも
警視庁が、暴力団などの組織的で悪質な犯罪を摘発するために使う暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)や威力業務妨害などの疑いで捜査していたため、当初から「警察はやる気満々」「逮捕は時間の問題」と言われていたこの事件。単なる名誉棄損の場合、多くは略式起訴、罰金が一般的な流れとなるが、ガーシー前議員は実刑となるのか。
元東京地検検事の落合洋司弁護士がこう言う。
「警察がどこまで切り込むのかでしょう。名誉棄損であれば通常は略式起訴で公判請求には至らないと思いますが、常習的脅迫の疑いとしていることから、他にも余罪があるのかどうか。場合によっては、今回の事件は入り口で、詐欺など別の容疑が出てくるかもしれません。そうなると起訴、公判請求となり、実刑となる可能性もあるでしょう」
「不当な拘束を受ける」として頑なに警視庁の事情聴取を拒否し続けたガーシー前議員。逮捕後、取調官を相手にいつもの饒舌ぶりを発揮できるか。