DeNAバウアー「中4日」で完全復活の痛し痒し…先発ローテがぐちゃぐちゃになりかねない
DeNAのトレバー・バウアー(34)が、今季初の中4日登板で本領を発揮した。広島打線を相手に、8回2安打1失点と完璧な投球。10三振を奪い、日本球界611日ぶりの白星を手にした。中4日で129球を投じながら、「欲を言えば九回も行きたかった」と涼しい顔である。
「2年ぶりにDeNAに復帰した今季は、開幕から3連敗の防御率5.00。今季初登板後に上半身の違和感で登録抹消されましたが、本人はかねて『中4日で投げたい。中3日でもいける』と言っていた。前日も改めて『10年間ずっとそれで投げてきました』と口にしていましたからね。ようやく本領発揮となって三浦監督も胸をなでおろしたでしょうが、内心は複雑ではないか。
結果を出したバウアーがいよいよ中4日登板を強く望むようになれば、他の先発投手の登板間隔が不規則になり、ローテーションはぐちゃぐちゃになります。バウアーを気分よく投げさせるために、他の投手を犠牲にするわけにはいきませんからね」(球団OB)
困ったものだ。
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