米国では「出前も後払いOK」歓迎する声の一方で…借金地獄さらに悪化の懸念
日本でも人気を集める出前アプリ。アメリカではその大手「ドアダッシュ」が後払いサービスを始めると発表し、さらなる借金地獄への先触れでは、との懸念が高まっています。
ドアダッシュはウーバーイーツなどと並ぶ、アメリカの人気出前アプリです。近隣のレストランからのピザやハンバーガーなどの食べ物に加え、電化製品、化粧品、医薬品などを注文することもできます。
そのドアダッシュが、フィンテック大手のクラーナと提携し、後払いサービスを開始すると発表しました。35ドル(約5000円)以上オーダーした場合、4分割の後払いが可能になり、利息もつきません。
インフレで食品価格が高止まりし、家計を圧迫しているアメリカでは、こうした後払いはありがたいサービスと歓迎する声もあります。しかしそれをしのぐのが、これが新たな借金地獄を招くのではという懸念です。
アメリカでは、ウォルマートやターゲットなどの小売大手から、アマゾンなどの通販サイトまで後払いシステムが浸透し、その人気は上昇傾向を見せています。