ディーン・フジオカの「らんまん」坂本龍馬役はNHK大河“再登板”の布石だったり?
「おディーン様が坂本龍馬を演じることを知った時には、《ちょっと龍馬にしては線が細すぎるかな》と感じましたが、そこはさすがにディーン×朝ドラの相性の良さ。登場した瞬間から魅力にあふれていて、一瞬で引き込まれてしまいました。豪放磊落(ごうほうらいらく)というよりは、上品なイメージの龍馬でしたが、鮮烈な印象を残しましたね」とは、芸能ライターのエリザベス松本氏。
坂本龍馬といえば、これまで多くの俳優がその役を演じてきた。龍馬を敬愛していることで有名な武田鉄矢(73)は「幕末青春グラフィティ」(1982年・日テレ系)で龍馬役を。大河ドラマでは、2004年放送の「新選組」での江口洋介(55)や、2008年「篤姫」での玉木宏(43)。タイトルにもなった2010年の「龍馬伝」では、福山雅治(54)が演じて《カッコいい!》と大きな話題になったものだ。
「私はTBS『JIN―仁―』の内野聖陽さんの龍馬が印象的。脳内でイメージしていた龍馬像に一番近いんです。織田信長と坂本龍馬は、ドラマや映画に登場するたびに、演じる役者さんに対して《イメージと違う》とか《ぴったり》と相反する声が出やすい人物。《ぴったり》と思う俳優さんが人それぞれ異なるのも、楽しいディスカッションになって盛り上がりますよね」(エリザベス松本氏)