福士蒼汰「弁護士ソドム」“パクリ騒動”が怪我の功名に? 脱イケメン俳優にはむしろ追い風

公開日: 更新日:

「似ている部分があって、比べられるからこそ、逆に福士さんの“良さ”が際立つようにも思えます」と在京キー局プロデューサーがこう続ける。

「もちろん平野さんの『クロサギ』も良かったんですが、どこか陰のある演技という部分では福士さんの方が、今は一枚上手のように感じました。NHK朝ドラ『あまちゃん』(2013年放送)の“種市先輩”の頃はまだ演技もぎこちなくて、可愛いイメージでしたが、あれからもう10年ですからね。かつては演技が下手な俳優ランキングに顔を出していたこともありましたけど、下手というよりは不器用なだけ。テレビドラマより映画とか舞台で鍛えられたようです」

 ネット上にも《福士クン、演技がうまくなった》《「クロサギ」よりいいかも》なんて書き込みもチラホラ。

■アクションシーンもお手の物

「『弁護士ソドム』にはアクションシーンも出てきますが、福士さんはもともと“仮面ライダー俳優”ですからお手の物。183センチという長身も映えるし、黒いスーツ姿もよく似合う。単なるイケメン俳優から、だんだん愁いを帯びた、善人も悪人もこなせるふり幅のある役者さんに脱皮しつつありますね。怪我の功名じゃないですが、『クロサギ』と“似ている騒動”で、改めて演技力に注目が集まるのは、福士さんにとっては追い風でしょう」(前出のテレビ誌ライター)

 ドラマの公式HPによると、《「ソドム」とは旧約聖書に登場する街の名前で、「退廃」とか「悪徳」の象徴とされる言葉》というが、福士にとっては、さらなる進歩のきっかけになりそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動