(3)コンビ名「コント青年団」誕生のきっかけになった師匠の一言
服部「オンエアバトルで人気が出た漫才やコントの連中と地方営業に行くと、現地のスタッフは我々を芸人扱いしてくれません。場内整理や、ファンが人気者に渡すプレゼントを預かる係なんかをやらされて、これには正直傷つきましたね」
芸人にとっては屈辱的なことだ。
服部「これまで俺たちがやってきたことは何だったんだと、考えさせられました。いったん解散しないと、この状況が永遠に続くと思いました。それで、コンビ解消です」
普通はこれで芸界から消えるものだが、一念発起して再起を果たす。
■「おまえらは本当に会話がつまらないなあ。なんだか、村の青年団がしゃべっているみたいだよ」
青木「コントをあきらめきれなかったんです。フリーターで食いつないだ3年後、再結成しました。仕事は面倒見のいい先輩方からいただいて、精神的には前より楽でした。シリアルパパで2年間やってましたが、僕の師匠のホープ(ゆーとぴあ)と飲んでる時に、しみじみと言われたんです。『おまえらは本当に会話がつまらないなあ。なんだか、村の青年団がしゃべってるみたいだよ』って(笑)」