(3)コンビ名「コント青年団」誕生のきっかけになった師匠の一言
服部「確かに2人とも、普段のしゃべりは面白くありません。コント用の衣装を着て、役になり切ると笑わせられますが、酒の席のトークは苦手です。ホープ師匠に村の青年団みたいと言われて、それをコンビ名にしたらどうかと言ったら、師匠が喜びました」
2005年、コント青年団の誕生である。
青木「ただの青年団でもよかったんですが、インターネットで青年団を検索すると、全国の青年団の紹介が延々と続いて、我々が最後になると思い、『コント青年団』にしました。それで検索すると、一発で僕らが出てきます」
服部「改名してからは、東洋館でのボーイズ・バラエティー協会主催の公演や地方営業など、確実に仕事が増えてきました。ありがたいことに、元ナンセンストリオの前田隣先生をはじめ、先輩方が世話してくれたんです。客層がそんなに若くないので、よく受けて、自信が付きました」
2010年、私はホープを主人公にした長編小説、「コント馬鹿」を刊行。その取材過程で、ホープからコント青年団を紹介された。