(3)コンビ名「コント青年団」誕生のきっかけになった師匠の一言
1999年3月から2010年3月まで、NHK地上波で放送された「爆笑オンエアバトル」は、若手芸人の登竜門といわれた。当然、2人も出場した。
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服部(写真右)「番組が始まってすぐエントリーしました。スタジオの観客が、箱にボールを入れて投票するシステムでした。我々はなんと、得票ゼロ(笑)。1個も入らなかった。司会のアナウンサーが、『それはないでしょう』と観客をあおってくれたので、同情票で2、3個入りましたが、それでも最低記録で、番組が終わるまで破られなかった」
青木(同左)「後年、深夜のクイズ番組で、『爆笑オンエアバトルにおいて、得票の最低記録を持っているコンビの現在の芸名は?』という問題が出されました。正解は、『コント青年団』ですが、何人かいた解答者の誰も答えられなかった(笑)」
当時はアイドルっぽいお笑い芸人が出始めた頃だ。見た目が地味で、ストリップ劇場のにおいがするコンビは受け入れられなかったのだろう。