「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に誹謗中傷のワケ…キーワードは95年入所なのか?

公開日: 更新日:

 ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏(2019年に死去)による性加害問題が、異様ともいえる展開になってきた。

 芸能界で長い間、見て見ぬふりをされてきたジャニー氏による“犯罪的な行為”について、勇気ある告発を決断した「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の平本淳也代表(57)が22日、SNS上で誹謗中傷を受けているとして、被害届を提出するために神奈川県警に相談に向かう事態となったのだ。

 当事者の会はジャニー氏による性被害を訴え、事務所側に対して被害者の救済措置を取ることなどを求めている。過去の出来事とはいえ、おそらく被害者自身も記憶から消し去りたいであろう性被害の事実。そんな忌まわしい出来事が複数年に渡って繰り返されていた異常な事務所の実態について、当事者の会のメンバーは法治国家としての真っ当な対応を求めているに過ぎない。

 その被害者に対して、SNS上とはいえ「デビューできなかった嫉妬」「売名行為」といった言葉を投げかけるのは、もはや誹謗中傷の類を通り越して「二次的被害」に当たるといっていいのではないか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情